ホワイトニングの仕組み

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ホワイトニングを決意したものの、少し不安があるという方はその方法を良く知らないことが原因かもしれません。ホワイトニングはどのような仕組みで歯を白くしていくのでしょう。

歯の構造とホワイトニングの仕組み

歯は3つの組織でできています。表面を覆っているエナメル質、象牙質、神経(歯髄)の3つです。ホワイトニングはその中のエナメル質の色調を改善させるものです。エナメル質というのはほとんどが無色透明です。主成分はハイドロキシアパタイト(リン酸カルシウムの結晶)という成分ですが、その中に一部有機成分が含まれています。歯の色はその有機成分で微妙に左右されることがあり、それは個人で異なります。ホワイトニングはそのエナメル質の中にある微細な有機成分を分解して無色にすることで色を目立たなくするのです。また有機成分が分解されることで、エナメル質表面の構造にも変化を与え、歯に対する光の当たり方も変化し、象牙質の内部の組織が透けないようにする効果もあります。

ホワイトニングで使用する薬剤

ホワイトニングで使用する薬剤は、歯科医院で行うオフィスホワイトニングか、自宅で行うホームホワイトニングかで変わることがあります。オフィスホワイトニングでは過酸化水素(H2O2)を使用し、ホームホワイトニングでは過酸化水素(CH4N2O・H2O2)を使用することがあります。過酸化尿素は尿素と過酸化水素に分解されます。つまり、過酸化水素はどちらにも共通して関わっています。この過酸化水素は熱や光に反応しフリーラジカルというものを発生させます。このフリーラジカルが着色の原因となる有機質を分解するのです。過酸化水素という薬剤名できくと、あまり馴染みが無いように思えますが、実は日常生活でも普通に使用しているものです。それは漂白剤や消毒剤などです。病院では傷口の消毒などに、歯科医院でも歯を抜いた後の消毒に使用しています。薄められた過酸化水素は、粘膜や血液に触れると殺菌作用としてはたらきます。ホワイトニングをした時に歯がしみることがありますがこれはエナメル質を通過して象牙質内に薬剤が浸透したことが原因と言われることもあります。ですが現在のホワイトニング剤には、フッ素や硝酸カリウムなどの知覚過敏を抑える成分も含まれているようで、刺激も少なくなっています。

ホワイトニングの仕組みは、過酸化水素によってエナメル質の中の有機成分を分解して色を目立たせなくするというものです。ホワイトニングを考えている方は詳しい説明を医師にしてもらうと心配も軽減されるかもしれません。